41~50位|観光大国と「いつか行きたい国」

51~62位に続いて、今回は41~50位を発表します。
この順位になると、インド、ギリシャ、フランス、メキシコといった世界を代表する観光国が登場する一方、シリア、タジキスタン、バングラデシュ、ラオス、そして中国の貴州省などもランクインしました。
「有名だから行きたい」だけではない、日本橋旅人会の旅人たちの興味がよく表れた10か国・地域です。
50位 インド
50位はインド。
タージ・マハルやガンジス川、ヒンドゥー寺院、イスラム建築、巨大都市から農村まで、地域によって文化も景観も大きく変わります。北部のヒマラヤから南部の熱帯地域まで国土は広大で、一度の旅行ですべてを見ることなど到底できません。
好き嫌いも含めて強烈な印象を残す国として、多くの旅人を惹きつけ続けています。
49位 ギリシャ
49位はギリシャ。
アテネのアクロポリスをはじめ、古代ギリシャ文明の遺跡が各地に残ります。また、エーゲ海にはサントリーニ島やミコノス島など数多くの島々があり、歴史を巡る旅と地中海の島旅を一度に楽しめるのも魅力です。
ヨーロッパ文明の源流を実際に歩いてみたいという人にとって、興味の尽きない国でしょう。
48位 ラオス
48位はラオス。
タイやベトナムと比べると観光地として派手な印象はありませんが、メコン川沿いの町や山間部の村々、寺院など、ゆっくりと旅をしたくなる場所が数多くあります。
世界遺産の古都ルアンパバーンをはじめ、首都ビエンチャン、南部のメコン川流域など、隣国とはまた違った東南アジアの姿に出会えます。
47位 バングラデシュ
47位はバングラデシュ。
世界でも人口密度の高い国の一つで、首都ダッカの混沌とした街並み、無数の船が行き交う河川、農村風景など、「人々の生活そのもの」が旅の大きな見どころになりそうな国です。
一般的な観光旅行では選ばれにくいからこそ、「実際にはどんな国なのだろう」と興味を持つ旅人も少なくありません。
46位 タジキスタン
46位は中央アジアのタジキスタン。
国土の大部分を山岳地帯が占め、特にパミール高原を走る「パミール・ハイウェイ」は、世界の辺境を旅したい人にとって憧れのルートの一つです。
雄大な山々と高原、アフガニスタンとの国境地帯など、都市観光とはまったく違う「道を旅する面白さ」があります。
45位 貴州省
45位には国ではなく、中国の貴州省が入りました。
中国南西部に位置する山の多い地域で、ミャオ族やトン族など多くの少数民族が暮らしています。伝統的な集落、民族衣装、祭り、食文化など、中国の大都市を巡る旅行とはまったく違った旅ができます。
今回、貴州省を単独で選んだことにも、「中国」という大きなくくりではなく、その土地固有の文化を見たいという関心が表れています。
44位 スウェーデン
44位はスウェーデン。
首都ストックホルムは多数の島からなる美しい都市で、さらに北へ向かえば森林や湖、北極圏の大自然が広がります。
都市、鉄道、北欧デザインなどを目的にする旅もあれば、ラップランドを目指す旅もある。南北に長い国だからこそ、季節や地域によって異なる表情を楽しめます。
43位 フランス
43位は世界屈指の観光大国、フランス。
パリだけでも美術館、歴史的建築、街歩き、食文化など見どころは膨大です。さらに地方へ目を向ければ、アルザス、ブルターニュ、プロヴァンス、ロワール、南フランスなど、それぞれ異なる文化と景観があります。
そんなフランスが43位という結果も、一般的な「人気海外旅行先ランキング」と今回のランキングとの違いをよく表しています。
42位 メキシコ
42位はメキシコ。
マヤやアステカをはじめとする古代文明の遺跡、スペイン植民地時代の街並み、巨大都市メキシコシティ、カリブ海のビーチ、そして地域ごとに異なる料理など、非常に多彩な魅力を持っています。
国土が広いため、遺跡を巡るのか、地方都市を歩くのか、食を目的にするのかによって、まったく異なる旅ができる国です。
41位 シリア
そして41位はシリア。
ダマスカスやアレッポなど、人類史の中でも非常に長い歴史を持つ都市があり、パルミラをはじめとする遺跡も世界的に知られています。
長年の紛争によって多くの文化遺産や街が被害を受け、人々の生活も大きく変わりました。それでも、古代からさまざまな文明が行き交ってきたこの土地を「いつか自分の目で見てみたい」と考える旅人がいることが、今回の順位にも表れています。
もちろん、ランキングへの掲載は現在の渡航を推奨するものではありません。実際の旅行については、その時点での治安・渡航情報を確認することが大前提となります。
「行きやすさ」だけでは決まらないランキング
41~50位では、フランス、ギリシャ、インドといった誰もが知る観光国と、タジキスタン、バングラデシュ、シリアなどが同じ10枠の中に並びました。
そして「中国」ではなく貴州省が単独で選ばれたことも、今回のランキングならではでしょう。
旅先を選ぶ理由は、有名な世界遺産があるからだけではありません。
知らない文化を見てみたい。人々の暮らしに触れてみたい。簡単には行けない場所だからこそ気になる。
そんな好奇心も、「行きたい」という気持ちを生み出します。
次はいよいよ31~40位へ。さらに旅人会らしい顔ぶれが登場します。