
51~62位|世界には、まだまだ行ってみたい場所がある
ここから「日本橋旅人会が選ぶ『行きたい国・地域ランキング』2026年」の結果を、下位から順に発表していきます。
まずは51~62位。順位としては下位グループですが、ここに並んだ国々を見ても、決して魅力が少ないわけではありません。むしろ世界的な観光大国から、旅好きなら一度は気になる小国まで、非常に多彩な顔ぶれとなりました。
62位 ジブチ
ランキングのスタートとなる62位は、アフリカ北東部「アフリカの角」に位置するジブチです。
国土の多くが乾燥地帯で、世界でも特に標高の低い場所の一つであるアッサル湖や、奇岩と塩原がつくり出すアッベ湖など、地球とは思えないような風景が広がります。エチオピアと紅海を結ぶ交通の要衝でもあり、「アフリカの辺境を旅してみたい」という人には気になる存在です。
61位 イギリス
61位はイギリス。世界を代表する観光国がこの順位というのも、今回のランキングの面白いところでしょう。
ロンドンだけでも大英博物館、ウェストミンスター、街歩きなど見どころは尽きませんが、スコットランドやウェールズ、北アイルランド、イングランドの地方都市や田園地帯まで足を延ばせば、まったく違った旅ができます。鉄道旅行が好きな人にとっても魅力の大きな国です。
60位 イスラエル
60位はイスラエル。エルサレムをはじめ、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という世界史を考えるうえで欠かせない場所が集中しています。
宗教、民族、政治、歴史が複雑に重なった土地だからこそ、「実際に自分の目で見てみたい」と感じる旅人もいるでしょう。一方、現在の情勢を考えれば、実際の渡航については最新の安全情報を十分確認する必要があります。
59位 タイ
59位はタイ。バンコクの寺院や市場、チェンマイなど北部の街、南部の島々、地方の遺跡や食文化まで、旅行先の選択肢が非常に多い国です。
日本から比較的訪れやすく、「初めての東南アジア」にも「何度目かのディープなアジア旅」にも応えてくれる懐の深さがあります。
58位 マレーシア
58位はマレーシア。マレー系、中国系、インド系など多様な人々が暮らし、宗教や食文化も非常に多彩です。
近代都市クアラルンプールだけでなく、ペナンやマラッカ、ボルネオ島などへ向かえば旅の印象は大きく変わります。一つの国の中でさまざまな文化に出会えることが魅力です。
57位 カンボジア
57位はカンボジア。最大の見どころは、やはりアンコール・ワットをはじめとするアンコール遺跡群でしょう。
しかし、遺跡だけでなく、首都プノンペンや地方の町、メコン川周辺などを歩くことで、この国の現在の姿も見えてきます。歴史を知ったうえで旅すると、より印象深い国の一つです。
56位 ミャンマー
56位はミャンマー。広大なバガン遺跡、ヤンゴンのシュエダゴン・パゴダ、インレー湖など、旅人を惹きつけてきた場所が数多くあります。
現在は情勢上、気軽に旅行できる国とはいえません。それでも、いつか状況が落ち着いたときにもう一度訪ねたい、あるいは初めて訪れてみたいと考える旅人がいる国でもあります。
55位 ベトナム
55位はベトナム。南北に細長い国土を持ち、ハノイとホーチミンでは街の雰囲気も大きく異なります。
ハロン湾、古都フエ、ホイアン、メコンデルタ、北部山岳地帯など、都市から自然まで旅の選択肢は豊富。フォーやバインミーをはじめとした食文化も、旅の大きな楽しみです。
54位 インドネシア
54位はインドネシア。1万を超える島々からなる巨大な島嶼国家で、「インドネシア旅行」と一言ではまとめられないほど地域差があります。
バリ島だけでなく、ジャワ島の遺跡、スマトラ、スラウェシ、カリマンタン、パプア方面など、島を変えれば文化も自然も大きく変化します。何度でも違った旅ができる国でしょう。
53位 イタリア
53位はイタリア。ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノ、ナポリなど、世界的に知られた都市が並びます。
古代ローマの遺跡、ルネサンス美術、教会建築、地方ごとに異なる料理――。「一生に一度」どころか、何度訪れても見尽くせない国です。それほどの観光大国が53位という結果は、今回のランキングが一般的な海外旅行人気ランキングとは違うことを象徴しています。
52位 マルタ
52位は地中海の島国マルタ。
小さな国土に、城塞都市ヴァレッタ、古い街並み、青い海、巨石神殿などが凝縮されています。ヨーロッパ、北アフリカ、中東の間に位置してきたため、さまざまな文明の影響が重なっているのも興味深いところです。
51位 ポーランド
そして今回のページで最上位となる51位はポーランド。
首都ワルシャワ、古都クラクフをはじめ、中世の面影を残す街や城、第二次世界大戦に関わる場所など、歴史を考えながら歩きたい場所が数多くあります。西欧とはまた違った中東欧独特の雰囲気も魅力です。
下位だけでも、これだけ多彩
51~62位だけを見ても、ヨーロッパ、東南アジア、中東、アフリカと、実にさまざまな国が登場しました。
特に興味深いのは、イギリス、イタリア、タイといった世界有数の観光国が、この順位に入っていることです。
これは決して「行きたくない」という意味ではありません。今回の選考に参加した10人にとって、それ以上に「今まで行ったことのない場所」「簡単には行けない場所」「いつか自分の目で確かめてみたい場所」への関心が強かった結果とも考えられます。
そして、ここから順位が上がるにつれて、さらに個性的な国・地域が登場します。